「結婚する友人や知人が増えてきた」「親から結婚を急かされている」など、周りの環境の変化や声によって、自分も結婚しなければ！と焦りを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その気持ちが結婚に向けて前向きな行動につながるのならいいのですが、そうでない場合は、ますます焦りが強くなることも考えられます。

この記事では、結婚に焦りを感じやすい時期やシーンの例を解説し、焦った時の対処法や婚活方法についてもご紹介します。

ネガティブな感情にのまれることなく、ご自身の心を見つめながら行動を起こしていきましょう。

 

結婚に焦る時期はいつ？

結婚への焦りは、友人や知人など周りが結婚していく時に感じることが多いのではないでしょうか。一般的に「結婚ラッシュ」と呼ばれる時期です。

まず、20代前半は「第一次結婚ラッシュ」と呼ばれています。しかし近年は、この時期はまだ自分の時間を楽しみたいと思われる方も多く、年齢的にも焦りを感じることが少ないのかもしれません。

次に、「第二次結婚ラッシュ」と呼ばれる30代手前の時期に着目してみましょう。厚生労働省の調査「婚姻年齢の推移」によると、2019年の平均初婚年齢は、男性が31.2歳、女性が29.6歳となっています。

この調査からは、第二次結婚ラッシュの時期に結婚する方が多いことが分かります。よって、「周囲はどんどん結婚しているのに自分は・・・」と、焦りを感じる方が増えてくることが想像できます。

平均初婚年齢についてはこちらのコラムをご参考ください。
＞＞初婚年齢の平均と中央値を調査したら分かった結婚への意識

第二次結婚ラッシュを過ぎると、次は30代半ばに「第三次結婚ラッシュ」が訪れます。この時期は、「アラフォーと言われる世代に入る前に結婚したい！」と焦る方が多くなってくるのではないでしょうか。

 

結婚に焦る5つの具体的シーン  

では具体的に、どのようなシーンで結婚に焦りを感じるのでしょうか？

ここでは、結婚を焦ってしまう瞬間として、代表的なものを5つ挙げます。

●友人が続々と結婚したとき
●老後の不安を感じたとき
●親や親戚によるプレッシャー
●親の年齢を感じたとき
●同年代で子連れの家族を見かけたとき

それぞれの項目について、どのような心情になるのか見ていきましょう。

 

友人が続々と結婚したとき

先ほどお伝えした「第二次結婚ラッシュ」「第三次結婚ラッシュ」である20代後半～30代半ばにかけて、友人から結婚の知らせを続々と受けることがあります。こんな時、自分だけが取り残されたようで、焦りを感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。

特に女性の場合、未婚か既婚かで環境が大きく変わるため、結婚後に女子会に誘えなくなった、既婚の友人の話についていけなくなるなどの変化で、余計に焦りを感じたり、比較して落ち込んでしまうこともあるでしょう。

また、男性の場合は、今まで気軽に飲みに行っていた仲間が結婚したことで家庭優先になり、都合が合わなくなるなどの変化が考えられます。そんな友人が何人も現れると、周りから取り残されてしまったような寂しさを感じることがあるかもしれません。

 

老後の不安を感じたとき

年齢を重ねてくると、徐々に老後に関する心配事がリアルになっていきます。「周りは結婚していて家族がいるから、何かあってもサポートしてもらえそう・・・。それに対して自分は・・・？」などという想いが巡り、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。

「このまま老後も一人きり・・・？」「老いてから病気になったら・・・？」と、老後の生活をネガティブに想像したときに、「早く自分も良いお相手を見つけなければ！」と、結婚への焦りが出てくることもあるのではないのでしょうか。

現代は、男女ともに老後への不安を抱える方が多くなっています。

特に女性は、「このまま一生涯、独身で働き続けることができるのだろうか？」と、経済的な不安が強い傾向があります。

 

親や親戚によるプレッシャー

自らの親が結婚するのが早かったり、ごきょうだいやご親戚がすでに結婚している場合、その方たちから結婚を急かされることもあるでしょう。

「私があなたの年にはもう結婚してたわよ！」「○○ちゃんはお子さんを産んだみたいだよ」「誰かいい人いないの？」などと言われ続けていると、段々と結婚に対する焦りにつながっていくのではないでしょうか。

 

親の年齢を感じたとき

親が年を重ねる姿をみて、結婚に焦りを感じる方もいらっしゃるでしょう。

自分の親から若々しさを感じなくなってきたということは、自分も年を重ねているということです。

年老いた親から自分の年齢を感じ取ったり、「孫の顔を見せることができないままだ・・・」と後ろめたい気持ちが、結婚への焦りにつながっていくことも考えられます。

 

同年代で子供連れの家族を見かけたとき

同年代で子供連れの家族を見かけたときにも、結婚に焦りを感じる瞬間です。

自分と同じくらいの年齢で、子どもを産んで育てている人、幸せそうな家族の姿を見て、「自分は独りなのに・・・」と孤独を感じてしまうのかもしれません。

特にクリスマスや年末年始などのイベント時は、家族で過ごす周りの人と自分を比較して、独身であることへの寂しさが募るでしょう。

また、今はSNSなどに家族写真を載せる方も多くなりました。そういった投稿を目にすると、「みんなは幸せそうなのに、自分は・・・」と自信を失くしてしまうことにもなります。

 

結婚に焦ったときに意識したいこと

結婚に焦るあまりやみくもに行動してしまうと、後悔してしまうことがあるかもしれません。

幸せな結婚を目指すのであれば、まずは今の自分を振り返って、今を冷静に見つめ、穏やかな気持ちになることが大切です。

ここでは、結婚を焦った時に意識するべきことを6つ挙げました。

焦る気持ちに振り回されることなく、前向きな婚活ができるようご参考にしていただければ幸いです。

 

周囲と比べない

結婚をした周りの友人や同僚と自分を比べて、焦りを感じている方は多いでしょう。

しかし周りと比べてしまうと、自分の短所ばかりが気になり、自信をなくしてしまう方も多いです。

この状態になってしまうと、焦りや劣等感といったネガティブな気持ちを持ったまま出会い探しをしてしまい、せっかく素敵な方と出会っても、自分には合わないなどと判断してチャンスを逃してしまう可能性があります。

周囲と比べてしまうのは、人間の性とも言えるほど避けることは困難です。

特に、恋愛や結婚においては、羨ましさや妬ましさなどが表に出てきやすいため、いつの間にか周囲と比較していることがよくあります。まずはそのことを理解して、意識的に周りとの比較を避け、自分の気持ちに耳を傾け、自分自身を大切にしてあげましょう。

 

今の幸せや楽しみを見つける

「自分は結婚をしていないから・・・」とネガティブになる必要はありません。「自分自身の今」に目を向けてみると、日々小さな幸せや楽しみがたくさん転がっていることに気がつくはずです。

周りと比べて、悲観的になってしまうこともあるかもしれませんが、そういう時こそ「今の幸せ」に目を向けていただきたいのです。

あなたの幸せはあなたにしか分かりません。その幸せを大切にして、日々の楽しみで心を満たしましょう。

焦りは一度横に置いておいて、自分自身の「今」を大切にできれば、これからの未来も大切に考えることができます。

今の心が満たされると、自然と前向きな行動や思考に変化します。そうした状態で出会ったお相手とは良好な関係を築くことができ、素敵なご縁へと発展する可能性が高まるでしょう。

 

ネガティブ思考を原動力に行動しない

結婚への焦りから生じるネガティブ思考を原動力に行動してしまうと、「早く結婚しなければいけない」という圧力に、自分の本当の気持ちが隠れてしまいます。その結果、お相手に対して誠実に向き合えなかったり、良縁を逃してしまうといったことになりかねません。

結婚に向けて行動する時には、先に解説した「周囲と比べない」「今の幸せや楽しみを見つける」ことに目を向けて、ポジティブな気持ちで行動することが大切です。

 

焦ってやみくもに出会いを求めにいかない

結婚に焦りを感じているからといって、誰にでもやみくもに出会いを求めにいってはいないでしょうか。

結婚は、人生を左右する一大イベントです。結婚に向かうお付き合いをするために出会いの母数を増やすことは大切ですが、やみくもに範囲を広げて異性と出会うことは逆効果になるかもしれません。

自分自身やお相手の気持ちに誠実に向き合うことで、理想のお相手とのご縁に恵まれる可能性が上がります。

出会いの母数を増やしたい場合は、きちんとやり取りを重ね、信頼できる人と会うようにしたり、信頼できる情報を掲載している婚活パーティーやマッチングアプリ、結婚相談所などを利用しましょう。

 

付き合えるなら誰でも良い、とハードルを下げすぎない

結婚に焦るあまり、周りと比較して自分に自信を失くしてしまい、こんな自分と付き合ってくれるならとハードルを下げすぎることも考えられます。

本当は理想のお相手像や結婚像があるはずなのに、「そんなのは非現実的だ」と自分自身で過度に否定してしまうパターンです。そのまま行動してしまうと、本意ではない方とお付き合いすることにもなりかねません。

そこで、まずは自分のいいところを書き出し、自信を回復するところから始めてみましょう。自分の魅力を再確認できれば、一緒に行動を共にするお相手のイメージが自然と湧いてくるはずです。自分の魅力がなかなか思い浮かばない場合は、友人や家族に聞いてみることもおすすめです。自分では気づけない長所が隠れているはずです。

 

今の行動や婚活方法を振り返る

焦りから婚活を始めてみたけど、なかなかうまくいかない・・・という場合は、今の行動や婚活方法を振り返ってみましょう。

今の方法は自分に合っている婚活方法でしょうか。

やみくもに出会いを求めにいっていませんか。

結婚は、ゴールではなくスタートです。焦りだけで行動してしまうと、冷静にお相手を見ることができなくなり、交際中や結婚後に良好な関係が築けず、後悔してしまう可能性があります。

一度立ち止まって、本当に今の婚活方法が自分に合っているのか、あなたがどんな人と出会いたいのか、どんな結婚生活を望んでいるのか、考えてみましょう。

自分に合った婚活方法を選択し、お相手と出会うことで、その後の未来は大きく変わります。

 

結婚に焦ったときの婚活方法

例えば、結婚に焦っている時に、マッチングアプリや婚活パーティーなどの気軽な場で、やみくもに出会いを求めたとしましょう。

確かにすぐにお相手が見つかるかもしれませんが、その方と末長く良い関係が築けるかというと、そうとは言えないかもしれません。

また、結婚に対して焦りを感じているときは、前のめり過ぎてしまうとお相手からガツガツしている様に見えてしまったり、プレッシャーを感じさせてしまい、せっかくの出会いが残念な結果になってしまうことも考えられます。

また、周りと比べて自信を失くしてしまい、お相手にもきちんと向き合うことができなくなり、ご縁を逃してしまう・・・ということもありえるでしょう。

早く良縁に出会いたいと思っている方は、先に紹介した信頼できる情報を掲載している中でも、「仲人型の結婚相談所」を視野に入れてはいかがでしょうか。

結婚相談所は、結婚を真剣に考える方が集まります。さらに「仲人型の結婚相談所」の場合は、専任のカウンセラーが会員様お一人おひとりに寄り添って、親身にお話をお聞きし、焦りやご不安もしっかりと受け止め、婚活をフルサポートいたします。

そのため、結婚に焦りを感じていらっしゃる方も安心してご利用いただけます。

 

周りと比べずに自分の幸せを考えるなら

結婚に焦りを感じている方は、焦りからやみくもに行動を起こすのではなく、まずは周囲と比べることをやめ、自分自身に目を向けることから始めましょう。

そして、理想に近い結婚を叶えるためには、婚活へのポジティブな気持ちと、ご自分に合った婚活方法を選ぶことが大切です。

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